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乗れない井の頭線を一目で見分ける方法【急行灯】

花と井の頭線の写真
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あおい学生さん
あおい学生さん
間違って急行乗っちゃったせいで遅れましたサーセンwww
あかい学生さん
あかい学生さん
いや間違えんなよ、ちゃんと種別見ろよ…

まぁ、急行の止まらない駒場東大前駅ユーザーとしてはね、何かしらこの手の場面、自身が遭遇したり、周りで見聞きしたりしたことが一度はあるんじゃないですかね?
まだない人も、駒場を離れるまでにはあるでしょう。

そんな急行の見分け方、実は行き先表示のところの文字だけじゃないんですね。

急行灯を覚えておこう

急行の場合

4つのライトのうち、上2つが急行灯。これは急行なので点灯している。

お隣池ノ上駅で撮った急行電車です。
ライトが4つ点灯してるの、わかります?

下2つは、普通にヘッドライトです。車といっしょですね(厳密には「前部標識灯」であって前照灯じゃないけど)。

そして問題は上2つ。何これ?

そう、この上2つのライトこそが、「急行灯(通過標識灯)」です!
井の頭線や、同じ会社さんの京王線なんかでは、「各駅に止まる電車では消灯」「それ以外のなんか速いやつは点灯」って感じです。
急行は後者なので点灯!

各駅停車の場合

各駅停車なので急行灯は消灯、前部標識灯のみ点灯。

こんどは、昔住んでた家の前で撮った各駅停車の写真を出してみました。
上2つの、急行灯は消えてますね!

各駅停車だけは、急行灯が消灯してるんです。

試運転・回送の場合

試運転列車。急行灯は点灯している。

はじめの方にお話しした通り、「なんか速いやつ」は基本的にみんな急行灯が点灯します。
つまり、旅客を乗せないで走る回送や、試運転なんかの電車の場合も点灯!

写真は、何年か前に台風の翌朝に走らせた試運転電車が、駒場東大前駅の倒木に突っ込んで動けなくなった時の写真ですが笑
よく見ると、これも急行灯が点灯しているのが確認できますね!

つまり

以上、まとめると、ボクたち駒場東大前駅ユーザーは、近づいてくる電車を見て、「上のライトが点灯してるやつには乗れない」ってことを覚えておくと、何かのときに役に立つ…かもしれませんね!

残念! この方法が使えない場合がある

でも、残念ながらいくつかの例外があって、この方法では判別ができない場合もあります。

後ろ側

後ろ側では、赤色の後部標識灯が点灯している。

実は今まで、全部電車の「前」の写真をお見せしていましたよね。

後ろから見ると…急行灯の場所に、これも車と同じく、赤いテールランプが点灯してしまっています。

これは、種別にかかわらず、すべての電車がこうなってしまっています。つまり、後ろからは見分けがつかない! 残念!

渋谷・吉祥寺の入線時

折り返し後各停となる電車だが、折り返し前が急行なので急行灯が点灯している。
青い学生さん
青い学生さん
この写真、各駅停車なのに急行灯が点灯してるじゃないか! 話が違うぞ!

まあまあそう怒らずに…
よく見ていただくと、(ホームドアがない頃の写真なので若干今と違いますが)ここは渋谷駅だ、ということがわかるかな、と思います。

そう、この電車は、「急行 渋谷行き」として渋谷駅に入線してきている電車なのです。
でも、折り返し後「各駅停車 吉祥寺行き」に変わるため、渋谷駅から乗車する旅客のために、あらかじめ行先表示を変えてあるのです。

…というわけで、この写真を撮影した瞬間は、まだこの電車は、急行なんですよね。
そのため、急行灯と[各停]の表示が共存してしまっている状態になっています。

井の頭線は、朝のラッシュが終わると、例外も多々あるものの基本的には、終点の駅で「急行で来た電車は各駅停車で折り返す」「各駅停車で来た電車は急行で折り返す」感じのダイヤになっています。

なので、残念ながら渋谷駅や吉祥寺駅では、急行灯で見分ける作戦がアテにならないのです…。
(折り返し後、先頭になる車両なんて、基本的にはわざわざ見に行かないですもんね。)

てか、行き先表示は後ろの車掌さんが放送の合間に変えてるんですけど、急行灯は前の運転士さんが変えるものだから、走行中は変えられないんですよね…。両方車掌さんが変えることにすればいいのに。あるいは車のライトみたいに、運転しながらでも変えられるようにするとか。

臨時停車

駒場東大前駅に急行が停車する際の発車標。

これは、「急行と各駅停車を見分けられない」っていう話ではなく、「駒場東大前駅に止まるかどうかを見分けられない」っていう話になりますが…

通常は急行が止まらない駒場東大前の駅も、駒場祭の時と、入試(センター・二次とも)の時は、一部時間帯で急行が止まるんですよね。

こういう日に、「あ、急行だから乗っちゃダメだ!」って思って避けた電車が、実は駒場東大前駅に止まってた、なんてあとから気づいちゃったときには、ちょっと悲しいですよね…。

というわけで、駒場祭・入試の時はよく車両や駅の電光掲示板を見たり、駅のアナウンスを聴く等して、うまく急行を使いましょう!

参考までに、行楽シーズンの井の頭公園駅も臨時停車があります。

まとめ
  • 井の頭線の上2つのライトは「急行灯」。
  • ボクたち駒場東大前民は、「急行灯が点灯している電車には乗れない」のが基本!
  • ただし、渋谷・吉祥寺の両駅と、後ろ側から電車を見るときはこのワザは使えない。
  • 駒場祭・入試の臨時停車に注意!

まぁ、ぶっちゃけ、急行灯見るよりふつうに種別読んだ方が早い気もしますけどねw

慣れると、遠目に見た時も判断できるようになるとか、色々便利なので、よかったら覚えて使ってくださいね!

(記事中の写真はすべてカネオクレタノム撮影)